最近、「会議が多くて議事録を書く時間がない…」「もっと効率的な議事録作成方法はないの?」と悩むビジネスパーソンが多いですよね。
そこで注目を集めているのが、ノーコードでAIアプリをサクッと作れる「Dify」。今回はこのDifyを使って、超高速で議事録作成のAIアプリを作成する方法を紹介します!
導入のしやすさと操作の簡単さに驚きつつ、実際どれほど時短につながるかを検証してみました。この記事を読めば、あなたも爆速で議事録作成ができるAIアプリを作るヒントがきっと見つかるはずです!
Difyって何?さくっと紹介
Difyは、プログラミングの知識がほとんどなくてもAI機能を組み込んだアプリが作れるノーコード/ローコード開発ツールです。
たとえばChatGPTのように自然言語を処理して回答を生成するAPIと連携したり、データ解析機能を追加したりすることが、テンプレートやドラッグ&ドロップといった簡単な操作で実装可能です。
「AIアプリ開発」と聞くとプログラミングスキルが必要そうに思えるかもしれませんが、Difyを使うと驚くほど手軽にAIを活用した機能が搭載できるんです。いまやビジネスの現場でも、AIを使ったチャットボットやレコメンドシステム、データ分析ツールが求められる時代です。Difyはそんなニーズに応える救世主的存在ともいえるでしょう。

爆速でアプリを作る手順
今回は会議を行った際の音声、動画ファイルをもとに自動で議事録のテキストを生成してくれるアプリを作成します。
まずは以下のDify公式サイトからアカウント登録を済ませておきましょう👇

できたら、以下の「アプリを作成する」ところから「最初から作成」を選択します。

作成するアプリの種類を選択する画面が出てくるので、「ワークフロー」を選択。

アプリ名や説明文を入力したら「作成する」ボタンを押してください。

編集画面が現れました!

「開始」のブロックをクリックし、「入力フィールド」の横にある「+」ボタンを押します。

このアプリの開始時に入力するデータの形式を選びます。今回は会議の音声ファイルや動画ファイルを使用したいので、「単一ファイル」を選択します。変数名やラベル名は自由に決められますが、わかりやすいように「input_file」とし、最後に下の「保存」をクリックします。


次に入力したファイルを文字おこしするブロックを追加します。開始ボタンの横にある「+」ボタンを押します。

つなげたいブロックを選択できるので、「ツール」タブを押し、「Speech to Text」を押します。「Speech to text」は検索ツールの欄に入力して探してください。


ブロックがつながりました👇

以下の「入力変数」と「MODEL」を入力します。入力変数は「開始」ブロックで設定したファイルの変数名(input_file)、モデルには「Whisper-1」を選択します。


それでは、文字おこしした内容をAIで議事録にするために、LLMブロックを追加します。先ほどと同様に「SPEECH TO TEXT」から「LLM」をつなげます。


LLMでは、使うモデルとコンテキスト(入力したい文章)の変数を選択します。

モデルは好きなものを選んでください。(無料版では限りがあります)

LLMに入力するコンテキストは先ほどの文字おこしの内容なので、SPEECH TO TEXTのtextを選択します。

そして、LLMへの命令文を「SYSTEM」の欄に書きます。「/」を入力すると、プロンプト内に変数を選択できます。

これでLLMブロックはOKです。あともう少しです!
最後にLLMが出力した議事録の文章が見たいので、LLMから「終了」ブロックをつなげてください。

終了ブロックの編集画面から、「出力変数」の「+」ボタンを押し、「LLM」ブロックの出力変数を選択します。



これでアプリの構成は完成しました!
それでは画面右上の「実行」ボタンを押してテストしてみましょう。会議用のファイルを用意しておいてください。

今回はテスト用の会議音声データをアップし、「実行を開始」ボタンを押してみます。


無事、議事録を作成してくれました!!

最後に画面右上の「公開する」ボタンを押すことでアプリを公開することができます。

その後、左のメニュー欄の「監視」をクリックしてみます。

以下の「公開URL」からアプリにアクセスできます!


ビジネスシーンでの応用アイデア
議事録作成AIアプリは、社内会議だけでなく様々なビジネスシーンで活躍します。たとえば営業商談の記録として活用すれば、クライアントからの要望や課題を自動抽出し、見積もりや提案書の作成に役立てることが可能です。商談記録のデータを蓄積することで、顧客ごとの特徴やニーズを分析しやすくなり、次回提案の精度向上にもつながります。
また研修やセミナーを録音しておき、後で要約レポートを作成するといった使い方も便利です。参加者が盛んに質疑応答をする場面でも、発言内容を自動で分類してくれるため、講師へのフィードバックや次回改善点の洗い出しがラクになります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。ノーコード/ローコードでAIアプリを作れるDifyを使うと、議事録作成のプロセスが圧倒的にスピードアップします。会議後の余計な作業が減ることで、よりクリエイティブな仕事やビジネス戦略に時間を割くことができるようになるのは大きなメリットですよね。
これを機に、あなたもDifyを活用して「爆速で議事録作成ができるAIアプリ」を試作してみてはいかがでしょうか。チームの生産性アップやビジネスのスピード感を上げるうえでも、きっと新たな武器になるはずです。今後ますます進化するAI技術とノーコード開発が交わることで、私たちの働き方はさらに効率化が進んでいくことでしょう。ぜひこの機会に、Difyを使った最先端の業務改善を体験してみてください!

投稿者プロフィール

- 本ブログではAIやブロックチェーンといったITに関する情報やそれらをビジネスに活用する方法などについて投稿していきます!会社のほうでは受託開発やコンサルティングを行ってますのでぜひよろしくお願いします!
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