今回は今注目されているNFTについて解説していこうと思います。なぜ注目されているのか?どのように活用できるのか?ということについてこの記事で理解してみましょう!
NFTってなに?
それでは早速NFTとはなんなのか?ということについて解説していきましょう。
そもそもNFTとはnon-fungible token:非代替性トークンの略称で、ブロックチェーンで管理された文字通り代替することができないデータのことを言います。ここで、ブロックチェーンがどのようなものなのか気になる方は下の記事で詳しく説明しているのでぜひご覧ください👇
この技術により、今まで複製し放題だったデジタルデータに唯一性を生み出すことができるようになりました。
一体この仕組みでどのようなことができるようになるのでしょう?
例えば、あなたが実家の引き出しを漁っていた際に、昔よく遊んでいた懐かしのゲームソフトを見つけたとします。そしてそのソフトの裏側には「たろう」という文字が書かれており、それを読んだあなたはたろう君との様々な思い出が浮かびます。(おそらくあなたはゲームを借りたまま忘れていたのでしょうね…)
しかしこれはすごいことです!なぜならそのゲームソフトはこの世にたくさんあるはずなのに、たろうという文字が刻まれているだけで特有の様々な記憶を呼び覚ますことができるのですから。しかもその現象は他のソフトでは起こりません。(他のソフトでは代替できない)
これをデジタルで応用できるようにしたのがNFTです。あるデジタルデータ(ゲームソフト)にメタデータというデータにつけるタグのようなものを付加する(たろうという名前を刻む)ことで、複製することを不可能にするわけです。
なぜ注目されるようになった?
NFTはどのようにして注目されるようになったのでしょう?おそらくもっとも大きなきっかけは「NFTアート」と呼ばれるNFTで作成したデジタルアートが数億円で売買されたことが世に広まったことからでしょう。
NFTはデジタルデータに唯一性を生み出すという話をしました。ということは、誰がそのデジタルアートを作ったのか、誰が誰に売ったのかというデータまでブロックチェーンを通じて世界中の人が確認し、価値を認めることができます。そして今まで不正な複製やデータ改ざんによってできなかったデジタルデータの売買がNFTによって実現されたため評価されたというわけです。
これによりNFTアートの価値が大きく上がり、数億円で落札されるという大きな出来事が起きたのがNFTブームのきっかけになります。
このNFTアートはNFT売買プラットフォームである「Opensea」というマーケットプレイスサイトで購入することができます。
NFTの活用事例
NFTはデジタルアートに限らず、その特性からあらゆる活用事例が存在します。例えば以下のようなものが挙げられます。
- NFTによる学位や資格の証明
- NFTによる電子キー
- NFTゲーム
NFTによる学位や資格の証明
学位や資格をNFTによって証明する方法が最近広まっています。オープンバッジと呼ばれる一般財団法人の提供するNFT証明はその人が持つスキルをNFTで証明し、就活などに利用できるようにしています。
NFTによる電子キー
スマートロックにNFTを活用することで、現実のドアをアプリケーションで開け閉めするだけでなく、その鍵の受け渡しをアプリ間で可能にしました。NFTになっていることで不正に奪われることを防いだり、所有権を再現するということが可能になるわけですね!
NFTゲーム
NFTはゲームにも応用できます。日本で最大級のNFTゲームは「Crypto Spells」でしょう。これはカードゲームアプリなのですが、ゲーム内のカードを自分で作って戦ったり、それをトレーディングすることまで可能にしています。面白そうですね!
まとめ
このようにNFTは現在注目される技術であることと、様々な活用事例があることを理解していただけたと思います。是非この機会にNFTアートを作って売ったり買ったりしてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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